RTMebbとは?

RTMebbは利尻町立博物館(北海道宗谷管内)に保管されている鳥獣寄生性の外部寄生生物標本のデータベースです。2011年時点での登録数は約1300点で、主に鳥やコウモリから採集されたものです。コレクションの中心はシラミバエ科(Hippoboscidae)やクモバエ科(Nycteribiidae)ですが、このほか、コウモリバエ科(Strebiidae)やトコジラミ科(Cimicidae)、ダニなども含まれます。


RTMebbの公開と利用について

寄生生物との出会いは種によってはなかなかチャンスがありません。しかし、ホストを研究する方や、たまたま傷病鳥などを扱っている方などが採集していただいた寄生生物が当館に集められることも少なくありません。当館で同定できるグループは非常に限られ、これらの貴重なサンプルの有効活用ができないかと考え、まずは毎年登録・更新される標本をオンラインで公開することとしました。当分の間、一覧表として掲載するため、検索やソートができず、使いづらい面も多いかと思いますが、保存されているサンプルがいつか誰かの目にとまり、なんらかの役に立てる日がくることを願っています。気になるサンプルなどがあれば担当までお気軽にご連絡をいただければ幸いです。


連絡先

担当:佐藤雅彦(利尻町立博物館) rtm08@mac.com


データベースへのリンク

RTMebbWEB130719.htm (2013.vii.19)